SD WANサービス
Colt SD WAN

MPLSやインターネット等の異なる回線を組み合わせて仮想化されたオーバーレイネットワークを構築します。 データの重要度に応じてトラフィックを細分化し、コントロールすることでWAN環境を最適化します。

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SD WAN需要が高まる背景

1. 通信環境のパフォーマンスの低下
Microsoft 365をはじめとするクラウド型SaaSサービス利用が増大しており、ネットワークに対して課題を感じている。

2. センター拠点集中型のネットワーク構成に限界
Microsoft 365などパフォーマンスを最優先するトラフィックと、メールやウェブブラウジングのようなリアルタイム性を必要としないトラフィックを分散し、かつアプリケーションごとにネットワークをコントロールしたい。

3. ネットワーク運用管理者の負荷が増大
店舗・支社数が増加しており、それぞれの拠点のネットワークを管理するIT担当者のリソース削減のため、ポータルでWAN全体を一元管理したい。

Colt SD WANの特徴

容易な管理

  • ネットワーク機能仮想化(NFV)により、全拠点/ネットワークをWEBポータル経由で容易かつリアルタイムに管理
  • アプリケーション毎にトラフィック使用状況を可視化し、アプリケーションルーティング、分析、ファイウォールのポリシーの一元的管理することで設定変更や運用時の負担を軽減

インターネット・ブレイクアウト

  • インターネット
  • ブレイクアウト(拠点からインターネットへ直接通信し、セキュリティ関連設定も拠点側で実施すること)によりセンター拠点の負荷とコストを軽減
  • CPE統合型ステートフルまたはレイヤー3-7次世代ファイアウォールにより、お客様拠点から直接インターネットへ接続することが可能 

セキュアなデータ伝送

  • 閉域網の専用ネットワークを利用していない場合、すべてのWANトラフィックはIPsecトンネリングを通じて暗号化を実施

 

インターネット・ブレイクアウト

  • 複数の地域や国に点在するお客様拠点へのネットワーク手配や運用設計、お客様ネットワーク更改のためのプロジェクトマネジメントなどをワンストップで提供

 

Colt SD WAN導入のメリット

  • クラウドやインターネットの利用拡大に伴い増大するネットワーク需要に低コストで対応可能
  • ハイブリッドWANにより、全体のコストおよび利用効率を最適化(Active-Activeで回線を利用)
  • 回線をActive-ActiveまたはActive-Standbyの冗長構成にすることで耐障害性を向上
  • ロタッチ
  • プロビジョニング機能により、CPEを設置して回線を接続するだけで自動で設定が完了するため、拠点への導入期間やCPE故障時の復旧時間を短縮
  • 障害発生時にはIP VPN(MPLS)またはインターネットVPNのいずれかのパスを迂回し、バックアップとして利用
  • 本社やデータセンターなどを経由せずに、各拠点から直接インターネットへ接続することで、センター拠点の負荷軽減とコスト抑制(インターネット
  • ブレイクアウト)
  • アプリケーション単位で経路を制御可能

MPLS回線と低価格インターネット回線を併用し、優先度の高いトラフィックのみをMPLSへルーティング制御

  • 1デバイスでルーター、ファイアウォールやアプリケーションパフォーマンスモニター機能実装
  • uCPEにソフトウェアによるVNFを導入することで、IPS/IDS, UTMなどの機能も利用可能
SD WAN導入のメリット

従来の課題とソリューション

Microsoft 365(Office 365)などのSaaSユーザー 従来型WAN
課題 クラウドトラフィックによるリソース逼迫&パフォーマンスの低下 •ネットワーク管理が煩雑
•設定変更に時間を要する
•担当者不足による運用コスト大
•WANコスト高
お客様側メリット クラウド向けWAN最適化&パフォーマンス向上
(構成による)
ハイブリッドWANによるコスト削減
可用性・信頼性向上
運用負担軽減・運用コスト削減
機能 1.インターネットブレイクアウトによるセンター拠点のオフロード&パフォーマンス改善
2.センター拠点での回線、FW、Proxyへの投資抑制
3.クラウドなど、アプリケーション毎トラフィック使用状況の可視化と一元的管理
1.ポータルによる一元管理と迅速な設定変更
2.ゼロタッチプロビジョニングによる迅速な拠点追加
3.既存MPLS回線の一部をインターネット回線に切替え、ハイブリッドWANによるコスト削減

MPLS回線の帯域のアップグレード

MPLS回線の帯域のアップグレード

既存MPLS回線+インターネットの併用によるハイブリッドWANのアップグレード

既存MPLS回線+インターネットの併用によるハイブリッドWANのアップグレード

ハイブリッドWAN化によるコスト削減イメージ

IP VPNとインターネットVPNとを組み合わせてユーザー側で制御/コントロールすることで、どちらか単一のネットワークでIT環境を構築するよりも高いコストメリットを生み、運用面の柔軟性も向上します。

データの増大に伴いMPLS回線の帯域を単純にアップグレードした場合、既存MPLS回線にインターネットを併用したハイブリッドWANを構築し、データ内容によってトラフィックを切り替えた場合を比較すると、コスト面で大きく差が発生します。

Colt SD WANサービス提供エリア

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SLA保証

サービスの組み合わせ デリバリ 可用性 障害対応/TTR パフォーマンス
(遅延、ジッタ、パケット損失)
MPLS + Colt インターネット
(SD-WAN ハイブリッド)
あり バックアップあり:99.95% なし:99.9% あり あり
※インターネットの場合、パフォーマンスSLAはなし
IP VPN
(SD-WAN MPLS のみ)
あり バックアップあり:99.95% なし:99.9% あり あり
MPLS + お客様手配インターネット
(SD-WAN ハイブリッド) *1
あり バックアップあり:99.95% なし:99.9% あり あり
SD-WAN
(Colt インターネットのみ)
あり 98% あり なし
SD-WAN
(お客様手配インターネットのみ)
なし なし なし なし

*1 お客様手配インターネットの場合、SLA はなし

関連サービス

Coltでは、自社でSD WANの構築を検討されているお客様向けに、物理的なアンダーレイネットワークを構成する多拠点接続型VPNサービスのColt IP VPN(MPLS)や、法人向けインターネット接続サービスのColt IP Accessを提供しております。

詳細は以下をご確認下さい。

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加速する企業のSD WAN需要

2022年は「不確実性」の時代となり、あらゆる企業がビジネス継続性の確保のためにICTの優先順位を見直し、管理リソースの削減に取り組むでしょう。
SDWANは、ネットワークのエッジからオフィスやクラウドといった様々なエンドポイントへの接続の効率化において非常に大きな役割を果たしています。

  • SD WANマーケットの進化を振り返る
  • SD WANが解決するビジネスの課題とは?
  • SD WANを2021年の戦略に取り入れる企業向けのチェックリスト
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